JBoss Serverの起動・停止を行うコマンド
JBossの/server/ディレクトリの下には、defaultとかallとかのフォルダがある。
こいつらを英語では"configuration"という。
日本語だと「設定」。昔読んだ本ではこれらのconfigurationのことを「設定セット」と呼んでいた。
ここでは普通にconfigurationと呼ぶ。
自分でこのconfigurationをカスタマイズするには、基本的にはdefaultディレクトリをそのままコピーすればいい。
起動コマンド
JBossを起動するには、%JBOSS_HOME%/binディレクトリに移動する。
そこにrun.batやrun.shがあるが、これが起動スクリプトである。
Windowsの場合はrun.batを叩く。
Unix環境の場合はrun.shを叩けばいい。
サーバーが無事に稼働したことを確認したいときは、最後の1行の、「Started in ・・・」のメッセージを確認する。
08:04:59,707 INFO [ServerImpl] JBoss (Microcontainer) [5.1.0.GA (build: SVNTag=JBoss_5_1_0_GA date=200905221634)] Started in 27s:415ms
実際に稼働を確認するには、/server/XXXX/log以下のserver.logを上記のメッセージでgrepすることになる。
ただし、「Started in~」が出ているからといって、全てが正常に稼働しているとは限らない。
例外のStackTraceやerrorメッセージ、warningメッセージが出ていないことを確認する必要がある。
ちなみに、.batファイルだからといって、ダブルクリックで実行しないこと。
Widnowsで見るときも、コマンドプロンプトから実行しよう。
そうでないと、ログを追いづらくなるし、何よりダブルクリックだとすぐにウィンドウが閉じてしまうから。
起動が完了したら、
http://localhost:8080/
を開いてみましょう。
JBossのwikiへのリンクなどが表示されます。
http://localhost:8080/jmx-console/
でJMXコンソールを見ることができます。
停止コマンド
停止するときは、Windowsの場合はそのままCtrl + CでOKです。
以下のようなメッセージが出ます。
08:21:00,108 INFO [ServerImpl] Shutdown complete Shutdown complete Halting VM
普通にスクリプトから停止させる場合は、bin以下にある./shutdown.shや、./shutdown.batを実行する。
shutdown.bat -S shutdownsh -S
を実行する。
configuration指定で起動
default以外のconfigurationを起動するには、-cというオプションを使って指定する。
run.bat -c sample
とか、
run.bat -c all
のように実行する。
同じサーバで複数のJBossを起動させたい場合は、server configurationを別の名前で指定して、それぞれを起動する。
その際は、起動ポートなどの設定をそれぞれで分ける必要がある。
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