C# varを使って暗黙的に型を指定したローカル変数を宣言する
.NET Frameworkとは、クラスライブラリの集合体であり、プログラムの実行環境であるということもできる。
.NETで開発したプログラムは.NETコードに変換され、そのコードを.NETライブラリが実行する。
つまり、クラスライブラリの集合体 + 実行環境を.NETと呼ぶ。
値側とは、変数の宣言を行った時点で、そのデータ型の領域自体が確保されるデータ型を指す。
参照型は値型と違い、変数の宣言部分で、そのデータ型の領域が確保されるわけではない。
C#で予約されている参照型のデータ型は、string型とobject型の2つのみ。
var型というのは、そのスコープ内にvarという型がない場合、暗黙的に型宣言された変数のことを指す。
class Program { static void Main(string[] args) { var iData = 10; var str = "string"; var dbl = 2.5; Console.WriteLine("iData = " + iData.ToString()); Console.WriteLine("str = " + str.ToString()); Console.WriteLine("dbl = " + dbl.ToString()); } }
実行結果は以下のようになり、代入した値で変数の値が決定されている。
iData = 10 str = string dbl = 2.5
暗黙的な型宣言の制限は以下のとおり。
・初期化子は式でなければいけない。
・初期化式にnullは指定できない。
・宣言子に初期化子が含まれていないといけない
・ローカル変数宣言に複数の宣言子を含めることはできない
・宣言した変数自体を初期化子で参照することはできない。